『正体』(染井為人)
Audibleでも聴けたけど紙で読みたくて購入。
『冤罪』により失われる命。
実際どれだけの冤罪があって、それが世間には知らされていない例がどのくらいあるのか。
警察、検察、メディアの在り方と、それによって晒される世間の目。
それは必ずしも正しくないのだと心しなくてはいけない。
人間の本当の姿、その人の『正体』は他の誰でもない、当人にしかわからない。
軽々しく周囲が勝手に決めつけることを鵜呑みにしてはいけない。
真実とは一体何なのか。
報道の自由という隠れ蓑に振り回されていないか?
立ち止まって考える必要があるのだと改めて思った。
けっこうな厚さの本だったけど、
「ここ最近の一気読み大賞!読み終わってから3日間くらい引きずる」って言ってた人がいる。なるほど。
横浜流星主演で映像化されて話題になり注目され、アカデミー賞でも受賞していた。
最近は文芸新刊が出てすぐ、かなりのスピード感で映像化されることが多いから、原作から入る私からするとちょっと残念。
本が高すぎて文庫落ちするのを待っている身としては正直悲しい😢
(もちろん映像から入るという人もいると思う)
読んでる時に俳優の顔がチラついてイメージが勝手に固定されて、想像する楽しみがなくなってしまう。
もちろん俳優さんたちが悪いわけではないけれど、自分がイメージしたキャラクターと演じる俳優さんのイメージに相違があると何だか残念だしリアリティーが半減する。
もう少し読者の楽しみをとっておいてほしいかなぁ。
Amazon.co.jp: Audibleオーディオブック
Audibleオーディオブック ストアの優れたセレクションからオンラインショッピング。
Kindle Unlimitedにサインアップして無料体験に登録する
Kindle Unlimitedに登録すると、人気のシリーズ、ベストセラー、名作などに好きなだけアクセスして、シームレスなデジタル読書体験を実現できます。
Amazon.co.jp: 正体 (光文社文庫 そ 4-1) : 染井為人: 本
Amazon.co.jp: 正体 (光文社文庫 そ 4-1) : 染井為人: 本
コメント