【本を読もう】『レイクサイド』(東野圭吾)

いーちゃのONE PIECE

色々な作品を読んでいる途中、なんとなくリセットしたくなることがあるのですが、そんな時に安定の東野圭吾さんを読むことが多いです。
東野さんの作品はほぼデジタル化されていないので、昔の作品も含め紙の本で集め、ボチボチ読み進めているところです。
まだまだ全作品読破には程遠いですが…
今回はこちらです。

『レイクサイド』は、登場人物の内面をあえて細かく描かないことが、この作品の大きな魅力だと感じました。

普通なら心情描写で説明されそうな場面でも、東野圭吾さんはあえて読者に委ねる。
そのため、会話の間や表情、行動の一つひとつに意味を探しながら読み進めることになる。

「本当は何を考えているのか」
「なぜその言葉を選んだのか」
と想像を巡らせる時間そのものが、この作品の面白さでした。

「犯人当て」よりも、「人間の心の奥底にあるものを描いた物語」という印象。
だからこそのリアリティー。
読後に背筋がゾクっとする感じと事件の背景を知った時の気持ちのざわめき。

説明しすぎないからこそ、読み終えた後も登場人物たちの心の奥を考え続けてしまう。
読者を信頼しているからこそできる描き方なのだと感じました。

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